大学生の一人暮らしの平均家賃は?家賃を抑える賃貸物件の探し方も解説!

大学生の一人暮らしの平均家賃は?家賃を抑える賃貸物件の探し方も解説!

これから一人暮らしを始める予定の大学生にとって、どのくらいの家賃の賃貸物件を借りれば良いのかは関心事のひとつです。
ただし、賃貸物件を借りるときにかかる費用は家賃だけではないため、トータルで比較して決めることが大切です。
今回は、一人暮らしをしている大学生の家賃の平均額や、必要な初期費用の内訳、家賃を抑える賃貸物件の探し方について解説します。

一人暮らしをしている大学生の家賃の全国平均額

一人暮らしをしている大学生の家賃の全国平均額

一人暮らしをしているほかの大学生がどのくらいの家賃の賃貸物件に住んでいるのか、気になる方も多いでしょう。
まずは、データをもとに、大学生が一人暮らしをするときの平均的な家賃について解説します。

全国の大学生の家賃平均額

全国大学生活協同組合連合会の「第60回学生生活実態調査概要報告」によると、賃貸物件に住んでいる大学生の家賃の平均額は約5万6,090円でした。
過去10年のデータを見ると、おおむね5万円台前半で推移していますが、少しずつ家賃が高くなっている傾向です。
実際、前年の約5万4,130円と比較すると、約2,000円増えていることがわかります。

奨学金の受給有無で異なる家賃平均額

奨学金を受け取っているか否かによって、大学生の家賃平均額は若干異なります。
同調査によると、奨学金を受給している大学生の家賃平均は、月約5万3,290円でした。
奨学金を受け取っていない大学生の家賃平均約5万7,350円と比較すると、約4,000円安い結果です。
奨学金の平均額は約6万1,650円ですが、アルバイトによる収入の平均額は、奨学金受給者と非受給者とで大きくは変わりません。
実際、アルバイトによる収入の平均額は、奨学金受給者で約3万7,800円、非受給者で約3万7,420円でした。
したがって、家賃の差異からは、奨学金受給者のほうが全体的に生活を切り詰めている結果が読み取れます。
ただし、あくまでも上記で示した数字は平均値に過ぎず、地域によって賃貸物件の家賃相場は異なります。
たとえば、利便性の高い都市部ほど、家賃は高く設定されている傾向です。
また、間取りによって、賃貸物件の家賃相場は異なる点も押さえておきましょう。

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大学生が一人暮らしをするときに必要な初期費用

大学生が一人暮らしをするときに必要な初期費用

一人暮らしをするときにかかる費用は、賃貸物件を借りる家賃だけではありません。
家賃ばかりを意識すると、ほかの費用がかかりすぎて、生活が厳しくなりかねないため注意が必要です。
ここでは、大学生が一人暮らしをするときに必要な初期費用の内訳について解説します。

そもそも初期費用とは?

賃貸物件を借りるときにかかる初期費用とは、家賃とは別に支払う必要のある費用の総称です。
主な内訳は、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険料・保証料などです。
敷金は、賃貸物件の退去時におこなわれる原状回復工事の費用に充てられるお金で、家賃の1~2か月分が相場とされています。
礼金は、賃貸物件の大家さんに対して、部屋を貸してくれたお礼の意味合いを込めて支払う費用で、相場は家賃の1~2か月分です。
くわえて、入居する月の家賃を前払いで支払う「前家賃」がかかってきます。
また、不動産会社を通じて賃貸物件を借りるときには、家賃の半月~1か月分の仲介手数料がかかります。
ほかにも、火災などのトラブルに備えて加入する火災保険料、保証会社を利用するときには保証料の支払いも必要です。
これらの初期費用の相場は、家賃の約5か月分といわれているので、事前に意識したうえで賃貸物件を探すことが大切です。

引っ越しにかかる費用相場

一人暮らしを始める賃貸物件へ引っ越すときに業者を利用するなら、引っ越し代も見積もっておく必要があります。
引っ越しにかかる費用は、距離や時期などによって異なります。
たとえば、出発地から200km未満で、閑散期にあたる5月~2月に引っ越すのなら、引っ越し費用の相場は約4~5万円です。
しかし、繁忙期にあたる3~4月に引っ越すときは、約6~8万円と引っ越し費用は高騰します。
引っ越し費用を少しでも抑えたいのなら、持っていく荷物を最小限にとどめること、繁忙期を避けることがポイントです。

家具家電・生活用品の購入費用

一人暮らしをするにあたり、家具や家電、生活用品を新たに購入するときには、購入費用も見込んでおく必要があります。
一人暮らしを始めるために必要な家具家電・生活用品の購入費用の相場は、約25万円ほどです。
たとえば、テレビや冷蔵庫、洗濯機など、生活に欠かせない家電製品を買いそろえるだけでも、約15~20万円ほどの費用が必要です。
くわえて、キッチン用品や掃除用品、洗濯用品などをまとめて購入すると、約5万円ほどの費用がかかってきます。
一人暮らしを始めるにあたって家賃だけを意識すると、新生活をスムーズに始められない事態に陥りかねません。
そのため、一人暮らしを始める賃貸物件を探すときは、家賃以外にかかってくる初期費用を事前に見積もっておくことが大切です。

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大学生の一人暮らしで家賃を抑える賃貸物件の探し方

大学生の一人暮らしで家賃を抑える賃貸物件の探し方

一人暮らしにかかる費用を少しでも抑えるなら、家賃の安い賃貸物件を探すこともポイントです。
ここでは、大学生が一人暮らしを始めるにあたって押さえておきたい、家賃を抑える賃貸物件の探し方について解説します。

探し方のコツ①エリアにこだわらない

一人暮らしを始める賃貸物件の家賃を抑えるポイントのひとつは、エリアにこだわらないことです。
具体的には、大学まで自転車やバスで通える距離に住むと、徒歩圏や駅近の賃貸物件よりも家賃が安くなります。
都市部では、駅から徒歩5分以内と15分以上離れた賃貸物件とで、家賃に約1~2万円ほどの差が出ることも珍しくありません。
多少通学時間が長くなっても、家賃を抑えられる点はメリットといえます。

探し方のコツ②バス・トイレ別にこだわらない

浴室とトイレが別になった賃貸物件に住みたいと考える大学生は、一定数います。
しかし、バス・トイレ別の賃貸物件は、家賃が高くなる傾向です。
したがって、家賃を少しでも抑えたいのなら、ユニットバスの賃貸物件を選ぶことも視野に入ってきます。
ユニットバスの賃貸物件に住むメリットは、家賃が安い以外にも、浴室とトイレを一緒に洗える、居住スペースが広くなるなどがあります。
家賃の安さを重視するなら、学生生活の間だけの我慢と考えて、ユニットバスの賃貸物件を借りるのは選択肢のひとつです。

探し方のコツ③築浅にこだわらない

基本的に、賃貸物件の家賃は、築年数が浅いほど高くなります。
同じような間取りでも、築5年以内と築20年超の賃貸物件とでは、家賃に約数千円~数万円の差が出ることもあります。
築年数の浅い賃貸物件に住みたいと考える大学生は多いかもしれませんが、家賃の安さを重視するなら、築古の賃貸物件にも目を向けることも大切です。
たとえ築年数が古くても、内部がきれいにリフォームされている賃貸物件は、珍しくありません。
また、築年数の古い賃貸物件のなかには、入居者を集めるために敷金と礼金を不要にしているところもあります。
敷金と礼金がかからなければ初期費用を大幅に抑えられるため、一人暮らしを始める大学生にとってメリットのひとつです。

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まとめ

一人暮らしをしている大学生の家賃の全国平均額は、約5万6,090円です。
ただし、賃貸物件を借りるときには、敷金や礼金、仲介手数料など、家賃約5か月分の初期費用がかかってくる点に注意しましょう。
家賃を少しでも抑えたいなら、エリアやバス・トイレ別、築年数にこだわらず、幅広い視点から賃貸物件を探すことが大切です。

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